悠Uサンルームを開発した株式会社 幾久屋(きくや) 馬場 條 代表と、ティージー 株式会社 代表取締 高橋 哲也が、悠Uサンルームをテーマに対談を行いました。長野と愛知、それぞれの地域で活躍する二人の出会いから、ティージーが第1号の正規代理店となったストーリー、さらに今後の展開への想いを語ります。
―お二人の出会いについてお聞かせください。
高橋:ある業界の会合で馬場社長に出会って名刺交換をした時、その裏面に悠Uサンルームの写真があったんです。すぐに「良い商品だな」と思いました。馬場社長から「これから全国で代理店を募集しますが、どうですか?」と聞かれ、同時に商品にかける熱い想いを聞きました。特に印象深かったことは、「他にないオンリーワンの商品」であると強調されたことでした。競合する商品がなく、しかもお客様の満足度が高い商品に魅力を感じ、「まずは長野県のショールームへ見に行ってみよう」と思いました。
―多くの方がお集まりの中、高橋社長に声をかけられたのは何故ですか?
馬場:悠Uサンルームは全国に施工・販売をしてきましたが、さらに販売力を付けようと、代理店を募集することにしました。高橋社長にお会いしたのは、まさにそんな代理店を募集し始めてすぐのことです。会合の当日は、悠Uサンルームの商品力、多くの施工実績から、私自身、自信を持って何人かの方に声をかけさせていただきました。その殆どの方に興味を示していただきましたが、中でも、お若い高橋社長はお話してみると、誠実でスマート、かつ私と同じ美意識を共有できるセンスをお持ちの方でした。光っていました。「この人だ!」と 思いました。直感、直感です。
―とても意気投合されたのですね。
この後、長野県にある幾久屋様のショールームまですぐに足を運ばれたそうですね。実物をご覧になっていかがでしたか?
この後、長野県にある幾久屋様のショールームまですぐに足を運ばれたそうですね。実物をご覧になっていかがでしたか?
高橋:すぐに「これだ!」と思いました。元々、このような商品は好きで、私が10年前に家を新築するときにも、同じようなコンサバトリーを設置しようと考えていましたが、当時は良い提案をしてくれる人も業者もなく、諦めたという経緯がありましたので。部屋に入った瞬間の明るさや解放感、その快適空間に心を奪われました。
―長野で、高橋社長に特にお伝えしたかった点について教えてください。
馬場:悠Uサンルームの「形(デザイン)」は、千年前でも千年後であっても、その価値は普遍です。まさに高橋社長やお客様の、「見て、居て、感じたまま」がその価値であり、その点で説明が要らない商品だと思います。ただ、施工を伴うものですから、同じ物のない既築建物への併設ということで、接続部の構造、強度、そして資材、素材、仕様、施工まで、高額商品ゆえに多くのことをお客様に納得していただけるよう、説明する必要があります。そしてまた、お客様のニーズに合った、より良い悠Uサンルームとしていくためには、私共も高橋社長も、お互い切磋琢磨して相当勉強をしていかなければならないと思います。
―豊橋の自社ショールームに加え、自宅にも悠Uサンルームを施工されたとのこと。施工現場はいかがでしたか?
高橋:自宅の悠Uサンルームは2016年の10月に完成しました。長野県から工事の方が(馬場社長も)来てくれましたが、皆さん非常に人柄が良い方で、しかも悠Uサンルームを施工することに誇りを持って仕事をしていたので感心しました。
― サンルームがご自宅にできたことで、ライフスタイルに変化はございましたか?
― サンルームがご自宅にできたことで、ライフスタイルに変化はございましたか?
高橋:サンルームを設置してからの生活は変わりました。リビングの前に設置しましたが、生活空間であるリビングとは全く違う空間が広がっていますので贅沢な気分です。一番驚いたのは冬の寒い時期にサンルーム入口を開けていたらリビングまで温かい空気が入り込んできたことです。
休みの日に私はそこで読書をしたり、子供は宿題をやったり、花粉の季節に家内はそこに洗濯物を干していたりしていました。見栄えが悪くなるので本当はやめて欲しいのですが(笑)。それぞれ使い方は違いますが、家族が同じ空間にいる時間が増えたのは嬉しいですね。
― 実際に悠Uサンルームのある豊かな暮らしを経験されたことで、更に事業への意欲が沸いてきますね。
高橋:今まで当社で取り扱っている商品(太陽光発電やアルミサッシ、建築ガラスなど)は豊橋市を中心とした狭いエリアで販売・施工をしてきましたが、この悠Uサンルームは、愛知県内はもとより岐阜県や三重県、静岡県など東海地方全域までエリアを広げて展開したいと思っています。他に取り扱っているお店がないこともありますが、できるだけ多くの人に悠Uサンルームを知ってもらいたいと考えています。
―東海地方で悠Uサンルームをご希望の方は、ぜひ地元のティージーにご相談してもらいたいですね。
「絶対に喜んでいただける商品」だという強い信念がありました
―幾久屋様は「長野が世界に誇りたいものづくりの会社」でも紹介されていますね。地元には特別な思い入れがありますか?
馬場:地元についての特別な思いといえば、千年以上前の「源氏物語」、「枕草子」、「更級日記」にも、姨捨伝説で有名な「姨捨山(冠着山)」の記述があります。生意気を言わせていただくと、そんな誇りある更科の歴史文化の研究をしています。そして、そのことを、見事な景観とともに、多くの人に知っていただく活動をしています。
「姨捨山」は弊社ショールームの悠Uサンルームから見えるんです。そんな故郷への想いと、悠Uサンルームへの想いは、ともに 奥が深く、何時も一緒だと思っています(笑)。これからも、より多くの人に喜んでいただける悠Uサンルーム創りに頑張っていきたいと思います。
「姨捨山」は弊社ショールームの悠Uサンルームから見えるんです。そんな故郷への想いと、悠Uサンルームへの想いは、ともに 奥が深く、何時も一緒だと思っています(笑)。これからも、より多くの人に喜んでいただける悠Uサンルーム創りに頑張っていきたいと思います。
―悠Uサンルームを開発されたきっかけについてお聞かせください。
馬場:先のご質問で触れていただいた「長野が世界に誇りたいものづくりの会社SBC信越放送(著)」にも紹介されていますが、アメリカの住宅事情視察に行った時に、大統領の執務室を再現した「オーバルルーム」を見学したことがきっかけです。高橋社長ではありませんが、見た瞬間、すぐに「これだ!」と思いました。
名前の由来は、感覚的に「悠」の文字がすぐに思い浮かび、そこに悠Uサンルームの形「U」、図面は北を上に描きますので、悠UサンルームはUの字になります。それを続けて「悠U」と付けました。
開発の苦労ですか。それは円形デザインであるが故のものが総てで、筆舌に尽くしがたいものがありました。円形といっても屋根は円錐形ですので、三次元です。一つの数値を導き出すのに、3つも4つも関数を使わなくてはなりません。そんなことができたのは、直感の「これだ!」であり、その後の知的財産(意匠権)の取得でした。とはいえ、もともと数学好きだったのと、「絶対に喜んでいただける商品」だという強い信念がありましたので、苦労というより楽しい作業でした。
―ティージー様も地元に根ざした企業イメージがございますが、いかがでしょうか?
高橋:当社は2016年で創業70年になりました。私の祖父が町の小さなガラス屋として創業し、父がアルミサッシ事業を始めて業容を拡大してきました。私は2003年入社後すぐに太陽光発電事業を推進し、ガラス、アルミサッシに続く第三の柱事業になるまで成長しました。
地域に支えられながら2016年、お蔭様で創業70年を迎えることができました。今まではティージーと言えば、「ガラス屋」や「サッシ屋」、「太陽光屋」など、お客様から親しまれてきました。これからは、早くこの悠Uサンルーム事業を次なる柱に成長させ、「豊橋の…」ではなく、「東海地方のサンルーム屋」と言って頂けるようにしたいです。
「おしゃれな小部屋」「友人や知人、子供や孫などを呼びたくなる家」
―最後に、サンルームをご検討のお客様へアドバイスをお願いします。
馬場:これからは「少しで良い、いい物を」の時代だそうです。特に少子化などで大きな家は必要でなく、ちょっとした「おしゃれな小部屋」。それに悠Uサンルームはうってつけのものだと思います。友人とおしゃべりをするのもよし、家族が集う場でもよし、一人心を癒すもよし、使い方は様々。本当に明るく楽しい空間です。
それと、これから悠Uサンルームをお考えの方には、多少値は張りますが、私共が信州大学建築科と共同研究を進めている、「夏涼しく冬暖かい、夢の空間の創造」をご提案したいと思います。メカニズムは冬と夏の日照角度の著しい違いを活かし、また、悠Uサンルームの屋根が円錐形である特性を活かし、屋根面の一部を遮熱断熱仕様としたもので、是非ともお勧めしたいと思います。その屋根面の一部は、状況に合わせ、お客様とともに考えて決めます。
また、これは今までにご購入いただいた既存の悠Uサンルームにも付加できるものです。これからもお客様の声に耳を傾け、研究を怠らず、より快適な「悠Uサンルーム」を創造していきたいと思います。
高橋:悠Uサンルームはどこにでもある商品ではありません。お客様の家の形状や雰囲気、使い方などのご要望に合わせ一邸ごと設計する商品です。ご提案の際には少し高額に思われますが、その後のライフスタイルの変化や資産価値を考えますと十分に元が取れる商品です。
ティールームや趣味の部屋、キッズスペースなど使い方は様々ですが、「友人や知人、子供や孫などを呼びたくなる家」になること間違いないでしょう。ただ一部屋増築するだけとは全く違う価値のある空間をご提案します。まずは一度ショールームを見に来て体感してください。
■対談後記
馬場社長の強い信念が、夢のような空間を創り出す優雅なデザインの「悠Uサンルーム」を生み、またこの商品が運命の糸となってお二人を引き合わせた様に感じました。今後のお二人の活躍により、きっと日本のエクステリアや街並みも豊かになっていくことでしょう。
■プロフィール
株式会社幾久屋 代表取締役社長 馬場 條(ばば おさむ) 長野県出身
株式会社幾久屋 代表取締役社長 馬場 條(ばば おさむ) 長野県出身
1945年1月 長野県更埴市(現在の千曲市)に生まれる
1964年3月 長野県立長野工業高校建築科卒業
1970年2月 株式会社幾久屋 代表取締役就任
1982年1月 更埴青年会議所理事長
1992年1月 長野県板硝子工業組合連合会理事長
1993年4月 埴生小学校PTA会長
1964年3月 長野県立長野工業高校建築科卒業
1970年2月 株式会社幾久屋 代表取締役就任
1982年1月 更埴青年会議所理事長
1992年1月 長野県板硝子工業組合連合会理事長
1993年4月 埴生小学校PTA会長
2000年4月~2001年3月 更埴市消防団長、埴科消防協会長、長野県消防協会理事
2004年11月 千曲商工会議所常議員(現職)
2005年 4月 千曲土地開発公社理事(現職)
2006年 7月 更埴ライオンズクラブ会長
2009年 4月 千曲市景観審議会審議員(現職)
2015年 6月 長野県産業功労者として県知事表彰受章
※2017年7月更新
2004年11月 千曲商工会議所常議員(現職)
2005年 4月 千曲土地開発公社理事(現職)
2006年 7月 更埴ライオンズクラブ会長
2009年 4月 千曲市景観審議会審議員(現職)
2015年 6月 長野県産業功労者として県知事表彰受章
※2017年7月更新