先月、就職したい会社ランキングが新聞発表されていました。
上位には男女とも大手商社やメーカー、有名保険会社など“いつもの顔”ズラリ並んでいます。
ランキングは発表会社により大きく異なりますが、とにかく我々が属している「建設業」はというと・・
大手ゼネコンでも10位以内に入ることはありません。。
建設業の就業者数は、1997年ピークの約680万人から、2016年は約490万人と、約3割減っています。
建設需要の低迷とともに作業者が減ることは仕方がないが、現状は逆で、特に都心部を中心に建設業の人手不足は深刻です。
建設現場の高齢化も静かに進んでいます。
1997年には55歳以上の就業者の比率は24%だったが、2016年には34%にまで拡大。
建設業の3人に1人は55歳以上という状態です。
一方、今後の建設業界を担う15~29歳の若年の働き手の比率は、97年の22%から16年には11%とほぼ半分に減少している。
建設業では、キツイ・汚い・危険の「3K職種」と言われ続けていたが、待遇面では週休2日制がほとんど浸透していないことも若年層にとっては敬遠する大きな要因になっているといいます。
これには弊社にとっても耳が痛い話です。。
業界に若年労働力を少しでも確保するためには、相応の受注単価を得て安定した工事の質を提供しながら「働き方改革」で生産性を上げながら従業員の待遇面を改善しなければ事業の継続すら難しくなってきます。
若手社員を会社の「型」にはめていくのではなく、個人の特性を活かした適材適所の配置で活躍できる環境を整えることが大切だと考えます。
当社は2日(月)3人の新入社員を迎えることができました。
建設業界に入社した貴重な「人材」が会社にとって宝である「人財」となるようにじっくり大切に育てていきます!