前回のブログでは事前に行った作業でエアコン移設工事と基礎工事のことを書きました。
これからいよいよ悠Uサンルーム本体工事が始まります。
基礎工事はすでに型枠も撤去されて完成しています。
まず最初に「墨出し」(すみだし)を行って設計通りの寸法になっているのかチェック。
今回も図面通りで全く問題ありませんでした。
前回のブログでは事前に行った作業でエアコン移設工事と基礎工事のことを書きました。
これからいよいよ悠Uサンルーム本体工事が始まります。
基礎工事はすでに型枠も撤去されて完成しています。
まず最初に「墨出し」(すみだし)を行って設計通りの寸法になっているのかチェック。
今回も図面通りで全く問題ありませんでした。
いよいよ建て方工事開始。
部材はいくつかのパーツ(壁ごと)に分かれているので、現場で組み上げていきます。
水平器やレーザー照射機、下げ振りなどを使って水平垂直の傾きなどないかどうか確認しながら5面体の壁はあっという間に組み上がってしましました。
続いて屋根材を組んでいきます。
屋根の骨組み(構造体)はこの現場(2021年7月当時)は米栂(べいつが)材でしたが、今は岐阜県産の桧(ひのき)材に仕様変更しています。
この材料は重たいので、3人がかりで1本づつ慎重に組み上げていきます。
屋根材はサンルームの外側が強化ガラスと部屋内側がツインカーボスタンダード(AGC製)の二重構造なので安全性と遮熱性を兼ね備えたオリジナルの屋根構造です。
同じように見えますが1枚1枚形が違う全てオーダーサイズ。
現場カットも一切できませんし、万が一破損したら商品を取り寄せるのに何週間もかかるので慎重に取り付けを行います。
次の工程からは手分けしながら、壁面の窓サッシ取り付けとその周囲の防水コーキング、床組み、屋根の防水コーキング作業を進めていきます。
サッシの取り付けについては写真がありませんが、今回は5面ある壁のうち3面はFIX(はめ殺し)窓で、残り2面がドア(+FIX窓)となっており出入りが可能です。
窓はシャノン製の樹脂サッシ+遮熱高断熱ペアガラス(アルゴンガス入り)です。
大手建材メーカーのテラス囲いやガーデンルームの窓はアルミサッシ+単板ガラスなので断熱性能は大きな差があります。
床組み作業は、住宅建設と同じです。
基礎(土間コンクリート)の上に鋼製束を取り付け、そこに大引き、根太を取り付けます。
それから根太の間に断熱材を敷き詰めていきます。
通常、大手建材メーカーのテラス囲いやガーデンルームの床はアルミ材で床組みをして、その上に樹脂製の床材や木樹脂デッキを取り付けていくだけで断熱材の施工はしません。
目立たないところですが大事な仕事。
コーキング作業ですがこれが意外と時間がかかります。
屋根の上にはスタッフが1人乗ってほぼ1日がかりで作業をしています。(屋根は人が乗って作業しても強度的には問題ありません)
屋根上に穴が開いているのが分かりますか?
これは標準仕様で付いている換気扇の空気の出口です。
最終的にはフタをされて見えなくなってしまいますが、悠Uサンルームの室内からの空気を外に逃がす空気の通り道なんです。
ちなみに、雨漏れの保障期間は「10年間」です。
窓回りのコーキング工事を進めながら、窓下に外壁材を施工していきます。
外部からの水の侵入を防ぐためにタイベック(デュポン製)という高密度ポリエチレン繊維不織布の防水シートを貼った上から外壁材を施工していきます。
今回選んで頂いたのは標準仕様の中から旭トステム(株)製の窯業系サイディング(基調色ブラック)で既存建物にピッタリ合った外壁材でした。
悠Uサンルームの外壁材は標準仕様だけでも50種類(200色)以上の選択肢があってとっても豊富です。
続いて雨樋(とい)の施工です。
屋根の形状(五角形)に合わせてなので雨樋本体を細かく切断しながら取り付けていきます。
悠Uサンルーム屋根から垂直に地面に下ろす縦樋はサンルーム本体の右側・左側のどちらでも取り付け可能です。
今回はお客様のご要望で既存建物の雨どいに直結したので、悠Uサンルームが受けた雨水が周辺の庭に溜まることもなく安心です。