コンサバトリーのスタイルの種類をご紹介!用途別に選べるおすすめデザインと活用方法

個性的な空間づくりに興味のある皆さん、コンサバトリーの魅力を知っていますか。
コンサバトリーは、イギリス発祥の、ガラス張りの温室のような空間です。
植物を育てる場所として、歴史的に発展してきたコンサバトリーですが、近年では住宅の一部として、リビングやダイニングと一体化した空間として人気が高まっています。

この記事では、コンサバトリーの代表的なスタイルや、用途別にみたコンサバトリーの活用方法について解説します。
皆さんの理想のコンサバトリー空間を実現するヒントになれば幸いです。

□コンサバトリースタイル種類

コンサバトリーは、その歴史の中で様々なスタイルを生み出してきました。
ここでは、代表的な4つのスタイルを紹介し、それぞれのデザインの特徴について詳しく解説していきます。

1:ジョージアン様式

ジョージアン様式は、18~19世紀中頃のジョージ王朝時代に発祥しました。
正面が5面で構成され、視界が広く、開放感あふれる空間となっています。
特徴としては、シンプルなデザインで、窓枠が細い点が挙げられます。
そのため、外部の風景を邪魔することなく、自然光を最大限に採り込めます。

2:ヴィクトリアン様式

19世紀中頃~20世紀初頭のヴィクトリア王朝時代に発祥した、コンサバトリーの王道スタイルです。
特徴は多角構造で、屋根の骨組みが多いことです。
その独特な建築様式は、優雅さ、気品、美しさを醸し出し、風格のある空間を演出します。
また、強度に優れている点も魅力です。

3:エドワーディアン様式

エドワーディアン様式は、20世紀初頭のエドワード王朝時代に発祥しました。
四方の壁面がガラス張りになっているため、開放感あふれる四角形の空間となっています。
特徴は、合理性とバランスのよさにあります。
無駄なく空間を活用できる設計であり、シンプルながら洗練された印象を与えます。

4:リーントゥモデル様式

リーントゥモデル様式は、片流れの屋根と四角形の構造が特徴です。
コンサバトリーの原点ともいえる温室としてつくられました。
シンプルなつくりなので、どんな住宅にも馴染みやすく、汎用性が高いです。

□コンサバトリー活用方法

コンサバトリーは、温室や貯蔵庫としての役割にとどまらず、現代では様々な用途で活用されています。
ここでは、具体的な活用方法について3つの例を紹介します。

1:ガーデニングスペース

コンサバトリーは、日照時間の短い冬場でも、自然光をたっぷりと取り入れられるため、ガーデニングスペースとして最適です。
植物を育てる温室として、果物の貯蔵庫として、ガーデニング用品の倉庫としてなど、様々な用途で利用できます。

2:LDKの拡張スペース

コンサバトリーは、屋内と屋外をつなぐ中間点として、リビングやダイニング、キッチンの拡張スペースとして利用できます。
LDKと一体化させることで、空間が広く感じられ、生活空間の充実につながります。

3:多目的空間

コンサバトリーは、用途に合わせて、様々な使い方ができます。
パーティーやお茶を楽しむ、趣味を楽しむ、仕事部屋として使うなど、あなたのアイデア次第で、理想の空間を実現できます。

□まとめ

この記事では、コンサバトリーの代表的なスタイル4種と、用途別の活用方法をご紹介しました。
コンサバトリーは、歴史的な背景を持つ、個性的な空間です。
あなたのライフスタイルに合わせた、理想のコンサバトリー空間を創造してみてはいかがでしょうか。
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